まさかの語り部が貝木。
今までが詐欺師イメージの貝木であったがこの一冊で評価が変わるね。
基本嘘つきキャラは変わらないのだけれど、言い訳じみた言い回しが読んでいくうちに愛嬌を感じてくるのだから予想外だよ。
話としては蛇神化した撫子に「現実を受け入れて夢を目指せ」と諭したことなのだが、言ってみれば普通のことではあるのだが撫子のまわりにはそういう人間が居なかったことが原因の一つで…..よくも悪くも貝木でなければ解決できなかったお話でした。
で、ラストは一体なに!?軽くホラーチック。
ここでも出てくる「扇」という名前。花物語でも出てはいるが謎めいたキャラで今後のキーパーソンになるのかも?