ReBlog海外時事

おばあちゃんのハンドバッグ、中身は手榴弾でいっぱい
(デジマガネット)

 ロシア、オレンブルグ地方のとある警察署。いつものように職員たちが公務に励んでいると重そうなハンドバッグを抱えたおばあさん、アイリーン・フェドローワ(67)が訪ねてきた。

 入ってくるなり彼女は、武器を処分して欲しいと訴えた。「亡くなった夫のベッドの下に古い武器が少しあったの。これをなんとかしたいのよ」

 対応した職員がハンドバッグの中を開けてみるとビックリ。そこにはF-1手榴弾やRGD-5手榴弾がぎっしりと詰まっていた。しかも、そのうちのいくつかは安全ピンがグラグラとしており、いつ爆発してもおかしくない状態だった。

「警察が古い武器を処分していることを知ったの。私、とても良い考えだと思ったわ。それで、ハンドバッグにあるだけ全部詰め込んでバスに乗ったの。こんな騒ぎになって本当に申し訳ないわ。今度から彼らは引き取りサービスも始めるべきね」とおばあさんはアドバイスまでする余裕っぷり。さすが年の功。

原文 : [>>Ananova – Gran’s handbag full of grenades]

無知ゆえの行動だとは思うけれど、ロシアのばぁちゃんツエー。

ReBlog海外時事,特定アジア-中国

北京の大気汚染、再び深刻化
(AFPBB News)

【3月11日 AFP】1月、2月と大気汚染が大幅に改善された北京(Beijing)で汚染が再び深刻化している。国内メディアが報じた。

 北京五輪を8月に控えながら、人民大会堂(Great Hall of the People)はスモッグで覆われ、五輪開催カウントダウン時計もかろうじてその姿が見える程度だ。(c)AFP

今からでも良いから北京オリンピックはボイコットしたほうがいいと思うよ。
「命あっての物種」って言うし。

ReBlogサイエンス,生活

渋滞の論文が出ました(または相転移現象としての交通渋滞)
(kikulog)

誤解されないように繰り返しておくと、この実験は「確認」であって、背景には数理モデルがあります。
かつては渋滞は「ボトルネック」が引き起こすものと考えられていましたが、90年代にいくつかの数理モデル(微分方程式、セルオートマトン、結合写像など)が提案され、そのどれもが渋滞は「相転移」であるという結論を出しました。もっともよく知られているのが杉山さんたちのOVモデルです。OVモデルは数理的な解析がしやすく、設定によっては厳密解も得られています。一方、僕たちはセルオートマトンや結合写像のモデルを扱っていました(ちなみに、モデル間の関係は西成さんによってある程度解明されています)。
ちょうど水が0度を境に氷になるように、自由走行と渋滞の間で転移が起きますが、それを決めるのは温度ではなく、密度です。「臨界密度」以上の密度になると、自由走行状態は「不安定」となり、かすかな速度ゆらぎでも渋滞へと転移します。現象としては、低密度では速度ゆらぎが後ろに伝わるにつれて減衰するのに対し、高密度ではゆらぎがうしろに伝わるにつれて拡大します。渋滞を決める本質的に重要なパラメータは密度であるということです。
このような「相転移描像」が90年代以降に発展した「物理的解釈」です。したがって、数理モデルや数値シミュレーションなどでは、さまざまなことがすでにわかっていたのですが、それを実際にやってみたというのが、今回の実験。僕たちはみんな理論やシミュレーションをやってきたのですが、数理モデルに基づく「物理的解釈」がなかなか世間(^^)に受け入れてもらえないので、本物でやってみせたという「デモ」だと思ってもらってもいいです。

根本的に車の量を減らさない限り渋滞は無くならない訳ね・・・。

ReBlogセキュリティ,マスメディア

朝日新聞の記事を真っ当な内容に書き直してみた
(高木浩光@自宅の日記)

インターネット上で銀行と取引をする「インターネットバンキング」のユーザーを狙う、攻撃力の強いコンピューターウイルスが新たに見つかった。まだ大きな被害は出ていないが、銀行側では対策する術がなく、専門家らは警戒を呼びかけている。

ウイルス対策ソフト会社のシマンテックによると、問題のウイルスは「サイレント・バンカー」と名付けられ、昨年末に米国などで見つかった。「トロイの木馬型」に分類されるタイプで、怪しいファイルを開いたり、欠陥のあるソフトでウェブサイトを閲覧したときに感染する。日本の銀行では1月末時点で被害は確認されていないが、今後、ウィニーなどファイル共有ソフトを通じて感染が広がる恐れもある。

新聞風に書き直した記事が逸品。

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