ReBlogサイエンス,生活

渋滞の論文が出ました(または相転移現象としての交通渋滞)
(kikulog)

誤解されないように繰り返しておくと、この実験は「確認」であって、背景には数理モデルがあります。
かつては渋滞は「ボトルネック」が引き起こすものと考えられていましたが、90年代にいくつかの数理モデル(微分方程式、セルオートマトン、結合写像など)が提案され、そのどれもが渋滞は「相転移」であるという結論を出しました。もっともよく知られているのが杉山さんたちのOVモデルです。OVモデルは数理的な解析がしやすく、設定によっては厳密解も得られています。一方、僕たちはセルオートマトンや結合写像のモデルを扱っていました(ちなみに、モデル間の関係は西成さんによってある程度解明されています)。
ちょうど水が0度を境に氷になるように、自由走行と渋滞の間で転移が起きますが、それを決めるのは温度ではなく、密度です。「臨界密度」以上の密度になると、自由走行状態は「不安定」となり、かすかな速度ゆらぎでも渋滞へと転移します。現象としては、低密度では速度ゆらぎが後ろに伝わるにつれて減衰するのに対し、高密度ではゆらぎがうしろに伝わるにつれて拡大します。渋滞を決める本質的に重要なパラメータは密度であるということです。
このような「相転移描像」が90年代以降に発展した「物理的解釈」です。したがって、数理モデルや数値シミュレーションなどでは、さまざまなことがすでにわかっていたのですが、それを実際にやってみたというのが、今回の実験。僕たちはみんな理論やシミュレーションをやってきたのですが、数理モデルに基づく「物理的解釈」がなかなか世間(^^)に受け入れてもらえないので、本物でやってみせたという「デモ」だと思ってもらってもいいです。

根本的に車の量を減らさない限り渋滞は無くならない訳ね・・・。

ReBlogセキュリティ,マスメディア

朝日新聞の記事を真っ当な内容に書き直してみた
(高木浩光@自宅の日記)

インターネット上で銀行と取引をする「インターネットバンキング」のユーザーを狙う、攻撃力の強いコンピューターウイルスが新たに見つかった。まだ大きな被害は出ていないが、銀行側では対策する術がなく、専門家らは警戒を呼びかけている。

ウイルス対策ソフト会社のシマンテックによると、問題のウイルスは「サイレント・バンカー」と名付けられ、昨年末に米国などで見つかった。「トロイの木馬型」に分類されるタイプで、怪しいファイルを開いたり、欠陥のあるソフトでウェブサイトを閲覧したときに感染する。日本の銀行では1月末時点で被害は確認されていないが、今後、ウィニーなどファイル共有ソフトを通じて感染が広がる恐れもある。

新聞風に書き直した記事が逸品。

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ReBlogマスメディア

朝日新聞社の記事に「(^0^)面白い」「(^o^;)はぁ?」などのツッコミを入れることが可能に
(GIGAZINE)

asahi.com:コミミ口コミ

今回搭載された「ツッコミ機能」は、asahi.comの独自コンテンツ「コミミ口コミ」に搭載されたもので、各記事の最後の部分に、記事に対して「(^0^)面白い」「('-'*)なるほど」「(@_@)もっと詳しく」「(^o^;)はぁ?」「(-_-;)がっかり」の5種類のツッコミを入れることができるそうです。

あれ? 「お前が言うな」 の選択肢は?

ReBlog生活

酔って記憶をなくす人たちのトラブル回避法
(エキサイトニュース)

「いつも大きめのバックを持ち歩いて、荷物を1つにまとめ、貴重品なども全部入れておく。また、カバンを忘れないように、下げカバンを肩にかけたまま飲む。あとは、次の日の用事を手の甲にマジックで書いておく。そうすると、周りも気付いてくれるので」(30代男性)
これは、私とかなり近いパターン。他にも、
「『そろそろヤバイ』と思ったら、財布の中から万札やカード類を取り出し、小分けにして、靴下の中などに入れる」(30代男性)
「首からかけるパスポート入れに、カード類や現金を全部うつす」(20・30代男女数名)
と、まるで海外旅行者のような人もいた。他にも、
「最初からカバンを会社に置いて飲みに行く」(30代男性)
「私の場合、酔っ払って家に帰ってそのまま寝てしまうことが圧倒的に多いので、もう日ごろから、ファンデーションを塗らないようにしたの。紫外線が多い春~夏は、飲む前に落とします。あとは、歯磨きをしてから飲むとか。電話は呼び出し音をマナー設定ではなく、音がなるようにしておく。記憶が消えていると、朝携帯電話がないとき、外でなくしたのか、家のどこかに置いたのかがすぐに分からず、なくしたとき、素早く対応できないから」(30代女性)
「なくしたときに、すばやく対応できるよう、携帯電話に、カード紛失時のお届け電話番号が登録されている。それと、財布の中は3万円までにしてる。何度も何度もかばん全部をなくしているけど、3万円以上なくすと悲しいし、3万円未満だと、存分飲むのに心もとないから」(40代男性)
「アラームをかけておく。酔ってきたら、嫌な人の隣に座って酔いをさます」(20代女性)

さらに、「酔って記憶をなくすこと」前提に、部屋を決める人までいた。
「1階の部屋にしか住まない。階段から転げ落ちると怖いから」「絶対に家には入りたいから、鍵を落としたときのために玄関の外に鍵を置き、窓も1箇所あけておく」(30代男女数名)

きわめつけは、「専属タクシー運転手」!
「専属のタクシー運転手を決めている。待機所にいないと、留守電に入れておく。タクシーに乗りさえすれば、寝てても自宅前まで運んでもらえるようになっている」(30代女性)

いろいろ努力をしているようだけれど、結局は
「そんなに呑まなければいい」
につきるよねw