各家庭から1人連行、密告奨励も=チベット人への締め付け強化-中国
(時事ドットコム)
米政府系放送局「ラジオ自由アジア」(電子版)は25日、チベット暴動に絡み、中国当局が尋問や拘束のため各家庭から1人を連行したり、密告を奨励したりしてチベット人に対する締め付けを強化していると報じた。亡命チベット人らが現地から得た情報として伝えた。
四川省アバ・チベット族チャン族自治州のアバ県では、当局は平均でチベット人1家庭当たり1人を連行。写真を見せ、写っている人物の身元を問いただしているほか、地元住民に対して、抗議行動への参加者に関する情報を提供すれば、第1通報者に上限なしの報奨金、第2通報者には5000元(約7万円)を与えるなどと呼び掛けているという。
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北朝鮮が短距離ミサイル発射=核無力化への「深刻な影響」も警告
(時事ドットコム)
【ソウル28日時事】北朝鮮は28日午前10時半(日本時間同)ごろ、朝鮮半島西方の黄海海域で短距離ミサイル数発を発射した。北朝鮮は27日に開城工業団地の事務所に常駐していた韓国政府当局者全員を追放するなど韓国へのけん制を強めており、短距離ミサイル発射もこの一環の可能性がある。
北朝鮮は昨年6月にも日本海に向け短距離ミサイルを発射している。
韓国メディアによれば、25、26両日に北朝鮮当局が黄海海域で民間船舶の航行を禁止し、対艦ミサイルを装着した150トン級高速艇を待機させるなどの動きが捕捉されていた。
韓国の李明博政権は北朝鮮による核放棄を優先する姿勢で一貫しており、食糧や肥料支援に際しても一方的には行わない構え。深刻な食糧不足が伝えられる中、北朝鮮の焦りもうかがえる。
また、ミサイル発射に合わせるかのように、北朝鮮外務省スポークスマンは28日、核問題と関連して談話を発表し、米国が指摘するウラン濃縮やシリアへの核協力を改めて完全に否定。「米国が無いものをねつ造し、核問題の解決を遅らせるなら、核施設の無能力化にも深刻な影響を及ぼすことになる」と、無能力化作業を停止させる可能性も示唆した。
中国はチベット暴動の沈静化にやっきなっている(火に油を注いでるとも言う)のはここ最近の恒例だが、さらに北朝鮮も騒ぎ出したみたい。