温暖化を歓迎するグリーンランド
(COURRiER Japon + hitomedia)
地球環境問題が深刻化し、温暖化の被害が世界中で報告されている。だが、グリーンランドの住民に限っては、むしろ、この現象を歓迎しているようである。
というのも、海水の温度が上昇したおかげで、漁業が大好況だからだ。魚介類加工工場は、今、昼夜を問わず稼動している。温暖化のおかげで、名産のカラスガレイが増えたほか、20年前に姿を消したタラも、最近、姿を現すようになったという。
また、海が凍らなくなったので、一年中漁業に従事できるようになった。一方で、氷の上を走る“犬ぞり用”の犬たちは、ひまそうに吠えている。
南部では、草が生えている期間が5年前と比べて6~8週間も延びており、羊飼いたちの数も増えている。 「グリーンランドの羊肉は、世界一おいしいよ」と羊飼いは嬉しそうに語る。ジャガイモの生産量も増加した。スーパーでは「グリーンランド産ポテト」が並ぶようになったという。
また、氷が溶け、川や湖の水量が増えたおかげで、水力発電所の建設計画も現実的になってきた。実現すれば、国民に安く電力を提供できる。工業利用も可能になるだろう。これにより、3500名を雇うアルミ工場の建設計画や、石油をはじめとする金、鉛、ダイヤモンドなどの天然資源の開発も可能になるという。
あまりにも急激な変化はどこかで必ず破綻すると思うのだけどね….。
都合の良い方向への変化だと特にね;;