先の地震に関するエントリーを書いててフト疑問に思った事が「地震」のふりがな。
地(ち)が震動(しんどう)するのだから「ぢしん」だろうと思うのだが、
ATOK先生にも「じしん」の誤りだと指摘されてしまう。
きちんとそれには理由があったようで
「地震」、この振り仮名をつけると、どうして「ぢしん」ではなく「じしん」なのですか?
(素朴な疑問 QA388)
国語辞典を調べると分かりますが、もともと「地」という漢字の読みには「ち」と「じ」があります。
たとえば「地」を「じ」と読む熟語には、「地震」の他に、「地元」「地獄」「地酒」「地主」「地雷」などがあります。
「血(ち)」が「鼻血(はなぢ)」になるように、何か別の言葉が前に付くことにより読みに濁音がつく場合がありますが、「地震」は「地」に「震」が付いて「ち」が濁ったものではなく、元々「じしん」と読む漢字なのです。
なるほど。
濁って濁点がついたのではなく、もともとそういう読み方があったのね。