ようやく大きな転機が訪れ、擬人化したカーディナルよりアンダーワールドの真相が語られる。
半分くらいまでは比較的ゆったりとした展開だったが後半は驚きの連続ですよ。淡々としながらも劇的に変わっていく展開は圧巻。
これでもまだアリシゼーション編の折り返し地点かどうか未定とは・・・壮大な話になってるなー。
てきとーに思いついたことを考えもせずに書いてしまうだらしなくも切ない日々的記録
ようやく大きな転機が訪れ、擬人化したカーディナルよりアンダーワールドの真相が語られる。
半分くらいまでは比較的ゆったりとした展開だったが後半は驚きの連続ですよ。淡々としながらも劇的に変わっていく展開は圧巻。
これでもまだアリシゼーション編の折り返し地点かどうか未定とは・・・壮大な話になってるなー。
ここに来て新キャラが登場。
過去話をする際に必要だったというのもあるが一番重要なのは京介に
「今、好きな人がいる」
と言わせたこと。
各ヒロインから全方位的に好意を向けられてて、結局最後まで誰も選ばないで終了というのは多々あるが、話としては全くしまらない。
「そういった結末はない」ということを示す京介のセリフに最終巻が否応なしに楽しみになってくる。
この巻で意外な麻奈実の一面を垣間見たりしつつも、一番順当なのはやはり麻奈実かなぁ。逆に順当すぎる気も。
次いで黒猫、あやせ・・・大穴気味で加奈子がいるが最終巻の展開次第で・・ってところなのでホントどうころぶかわかなんないね。
今回はホータロー達が進級し新たに一年生が仮入部するも、やはり辞めるという。
読んでる方も最後の最後までその原因が分からなかった。
いつもにもましてホータローの考察力がすさまじい。
「○○のときは△△だったろう」と何気なく話してるが、そんなシーンあったっけ?とさかのぼって読んでみると確かにあったり。
めずらしくすっきり終わらない感じも青春ドラマ(?)ぽい一冊でした。
ミステリー感は薄味で古典部面々のキャラクターの内面が描かれていて、時間の経過によって対応が変わっていくのが垣間見れるのも面白い。
「ほろ苦い青春群像劇」だったはずが….なんかダダ甘ですな。
11月はそれなりに読んだ。
読書メーターとかには記録してないけれど、電子書籍のコミックもそれなりに読んでたのよ。
2012年11月の読書メーター
読んだ本の数:8冊
読んだページ数:2747ページ
ナイス数:26ナイス
クドリャフカの順番 (角川文庫)の感想
神山高校学園祭で起きる十文字事件の話。 アニメを先に見てるので内容自体は既知であったが面白い話は改めて読んでも面白かった。 古典部の面々のそれぞれの視点で文化祭が描かれているのでイベントの描写がより深くなってる感じ。 摩耶花の絶賛してる「夕べには骸に」と「ボディートーク」はどんな作品なのか読んでみたいなー。
読了日:11月26日 著者:米澤 穂信
まおゆう魔王勇者 5あの丘の向こうに 特装版の感想
こちらも書籍版を未開封のまま電子書籍版を読了。 魔王と勇者の物語がついに完結。 あの丘の向こうというのは、勇者や魔王すべてを押し付けるでなく自立し、夢や希望、そして絶望も内包した”明日”でした。 3巻、4巻あたりで広がりに広がった風呂敷をどうたたむのかある意味不安でしたが、丁寧に丁寧にまとめ、優しいしめくくりは作者の愛情を感じます。 「やみのはごろも」「ひかりのたま」そしてラーミア(不死鳥)DQ3のオマージュの部分は個人的にすごく盛り上がった。 大主教vs女騎士のシーンではゾーマ戦BGMの脳内再生
読了日:11月25日 著者:橙乃ままれ
まおゆう魔王勇者 4この手でできることの感想
書籍版を購入してるのに、あらたに購入した電子書籍版で読了。 物語の展開は勇者や魔王の個人介入できるレベルを大きく超えてうねるようにすすんでいく。 その中で魔王のまいた種(各弟子)が芽吹いていく感じはわくわくする。 なかでもメイド姉の成長っぷりがもう主役級。 女魔法使いのセリフが伏線かなーとは思うのだけれど、難解でイマイチ読み解くことができず….。 最後まで読んだ後なら「ああ、そういうことなのねー」と納得できるのかもしれないが;; いよいよ次で最後、勇者と魔王が見る丘の向こうの景色はどんななのか。
読了日:11月25日 著者:橙乃 ままれ
まおゆう魔王勇者3 聖鍵(せいけん)遠征軍の感想
電子書籍版を再読。 物語の黒幕と思われる聖光教会の大司教も登場したが、倒して終わり・・のような結末はまず無いと思うのでどういった最後になるんだろうね。
読了日:11月24日 著者:橙乃 ままれ
まおゆう魔王勇者 2忽鄰塔(クリルタイ)の陰謀の感想
電子書籍版を再読
読了日:11月22日 著者:橙乃 ままれ
まおゆう魔王勇者 1「この我のものとなれ、勇者よ」「断る!」の感想
電子書籍版を再読。 書籍ではそれぞれのページの欄外にあった脚注が章の最後にまとめて表示されるようになってた。 これに関しては言葉の理解度を優先するか話としての流れを優先するかで好みが分かれそう。
読了日:11月18日 著者:橙乃 ままれ
愚者のエンドロール (角川文庫)の感想
クールビューティな入須先輩登場。 脚本が途中までのミステリーを題材としたビデオ映画の謎解き(?)に古典部が挑戦するお話。 ミステリーが題材なだけあって[氷菓]よりはその色が濃いめ。 よくも悪くもホータローが自分の能力を意識し始めたが、結局は女帝入須の思惑通り…のはずがその女帝を手玉にとる(おそらく)ホータローのねーちゃん。つえー。 アニメでもあったエピソードではあるが人物の心理描写は小説の方がわかりやすいね。
読了日:11月13日 著者:米澤 穂信
氷菓 (角川文庫)の感想
アニメを見てたので手を取った一冊。 「古典部」「謎解き」といったキーワードからミステリーちっくな印象はあるが、ミステリー色は薄い。 アニメのTVCMで流れてた「青春群像劇」というキャッチが合うね。 派手さはないけれど、「氷菓」の謎をじっくり解いていく感じはまったり読める作品。
読了日:11月6日 著者:米澤 穂信
読書メーター