米専門家が鑑定、中国の月面映像は本物 ただし科学研究用としては落第
(Technobahn)
中国当局が捏造したのではないかとの疑いがかかっている中国初の月観測衛星「嫦娥1号」が撮影したものとされている月面映像に関して、米専門家の解析によって映像は実際に中国の衛星によって撮影された可能性が高いことが3日までに米惑星協会(Planetary Society)のウエブサイトに掲載された資料により明らかとなった。
ただし、中国の月面観測計画の最高責任者となる欧陽自遠氏が本物説の根拠として説明を行ったNASAの映像では写っていない新しいクレーターが存在するという点に関しては、複数の画像を合成する際に左右がずれてしまったために、実際は1つのクレーターが2つになってしまっただけだと、実際に補正を加えた画像を使って中国側のミスを指摘した。
レクダワラさんによると、この種の映像は観測衛星が軌道を周回しながら経度を徐々に移動しながら撮影していくものとなるが、中国は技術度が未熟のために衛星が周回するごとに軌道高度に微妙な変化が生じ、そのために同一条件で月面の映像を撮影することができなくなったことが、このように合成時にずれが生じた原因なのではないかと推測している。
また、レクダワラさんは、このように映像にずれが生じてると科学研究用としては利用することができないとも述べ、中国の技術はまだ発展途上の状態にあるとの見解を示した。
結果的には捏造では無かったのだけれど、その釈明で自国の技術の未熟さ露呈したのねw