[text] 「ラブプラス」に感じるごく私的な違和感

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「ラブプラス」に感じるごく私的な違和感
(G.A.W.)

俺がラブプラス自分には無理だな、と直感的に思ったのはこのことだ。実はそれ以前からの「俺の嫁」という慣用句にもかなりの違和感はあった。今回の違和感はそれが拡大されたものだ。というのは、ラブプラスをやっている人たちは、自分のことを「彼氏」と称することがある。俺にはそれができない。どうやったって無理だ。なぜなら俺はだれかの彼氏になりうる存在ではないことが、あらかじめ俺によって諒解されている。たとえ妄想のなかですらも、俺は「俺自身」として妄想のなかに登場することはできない。

この感情はすごくよくわかる。
主人公に名前をつけられるゲームでもよほどの事じゃ無い限り本名はつけないし、例えつけたとしてもそれは同姓同名の別の人と認識してプレイしなければ楽しめない。

ラブプラスはその自分に似た違う人がなく、ゲーム内のヒロインと自分の間にクッションとなるものがほとんど無いために「違和感」が解消されない。

結局レビュー記事なんか読んでやってみたいなと思ったのだが、実際やってみるとのめり込む程感情移入ができなくて、彼女モード時の面倒くささに萎えて投げ出した;;
好きな声優さんの声で名前を呼ばれるのはそれはそれでスゴイのだが、感情移入ができなかった(≒おもしろくなかった)のはそんな理由だったのかな…と漠然と思った。

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Posted by 兼乃